パスコは、欧州市場の環境変化を踏まえ、航空機による測量・計測業務を手がけるAerodata International Surveys BVの全株式を譲渡することを決定した。譲渡先と価格は非公表で、譲渡予定日は2020年5月30日。Aerodataは、2017年に債務超過に陥り、パスコは子会社化していたが、業績低迷により譲渡を決断した。M&Aアドバイザーとしては、業界再編や競争激化による環境変化に敏感に対応することが重要であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。